フロントエンジニア(クライアントエンジニア)の年収は?仕事内容から年収相場まで徹底解説【フリーランスやゲーム業界も紹介】

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「フロントエンジニアってどのくらい稼げるの?」
「フリーランスとして働く場合の年収は?」
「ゲーム業界のフロントエンジニアの年収は?」

フロントエンジニア(クライアントエンジニア)の年収に関心がある方へ。本記事では、フロントエンジニアの仕事内容やスキルセットから、企業勤務やフリーランス、ゲーム業界における年収相場までを詳しく解説します。また、バックエンドエンジニアや他職種との比較、フリーランスの年収事情なども合わせてご紹介します。

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フロントエンジニア(クライアントエンジニア)とは?

フロントエンジニアとは?

フロントエンジニアおよびクライアントエンジニアの定義

フロントエンジニア(クライアントエンジニア)とは、Webサイトやアプリケーションの「ユーザーが直接目にする部分(=クライアントサイド)」の設計・開発を担うエンジニアのことです。「フロントエンドエンジニア」とも呼ばれ、HTML・CSS・JavaScriptといった言語を用いて、視覚的に美しく、かつ使いやすいユーザーインターフェース(UI)を構築します。

たとえば、Webサイトでボタンをクリックしたときのアニメーション、レスポンシブなデザイン、動的なページ切り替えなどは、すべてフロントエンジニアが設計・開発している領域です。

クライアントサイドの役割(ユーザーが直接触れる部分の開発)

クライアントサイドとは、ユーザーが操作するPCやスマートフォンなどの“端末側”のことで、フロントエンジニアはこのクライアントサイドで動作する画面・機能を担当します。見た目を整えるだけでなく、ユーザーが快適に使えるように、動きや操作性、パフォーマンスまで含めて考慮しなければなりません。

単に「デザインを実装する」だけではなく、ユーザー体験(UX)を左右する重要な役割を担うポジションです。

フロントエンジニアとバックエンドエンジニアの違い

フロントエンジニアは、ユーザーの目に触れる部分を作る仕事であるのに対し、バックエンドエンジニア(サーバーサイドエンジニア)は、データベースの操作やサーバー処理など“裏側のロジック”を担当します。

たとえば、ユーザーが商品をカートに入れるボタンを押したとき、「ボタンを表示・操作可能にする」のがフロント、「カートに追加された情報をデータベースに保存する」のがバックエンドの役割です。両者は常に連携しながら、システム全体を動かしています。

フロントエンジニアの主な業務

フロントエンジニアの業務は、見た目の再現だけにとどまりません。ユーザー体験を向上させるために、以下のような技術や工程を日々扱っています。

HTML/CSS/JavaScriptを使ったUI設計・開発

サイトの構造(HTML)、スタイル(CSS)、動き(JavaScript)を組み合わせて、ページを構築します。レスポンシブ対応やアクセシビリティの考慮も重要です。

JavaScriptフレームワーク(React, Vue, Angular)を使ったWebアプリケーションの開発

モダンなフロントエンド開発では、ReactやVueなどのフレームワークを活用し、シングルページアプリケーション(SPA)のような高度なWeb体験を提供します。

ユーザーエクスペリエンス(UX)向上のための動的なWebページ作成

ページ遷移のアニメーション、リアルタイム検索、エラーメッセージの表示など、ユーザーの行動に応じて画面を変化させる仕組みもフロントエンジニアの仕事です。

フロントエンジニアと他のエンジニア職の違い

先述の通り、バックエンドエンジニアは、サーバー側の処理やデータベースの管理などを担当します。一方、フロントエンジニアは、ユーザーとの「接点」を設計・実装する役割に特化しています。

バックエンドエンジニアやゲームエンジニアとの業務内容の違い

フロントエンジニアとほぼ同一の意味のクライアントエンジニアという言葉は、ゲーム開発やスマホアプリ開発の分野でも使われます。これらの領域では、UnityやSwift、Kotlinなどの技術を用い、よりリッチなUI表現やリアルタイム性が求められることが多い点が特徴です。

Webのフロントエンジニアと共通する点も多い一方で、使用するツールや目的に応じて役割は少しずつ異なります。

フロントエンド開発の重要性と役割

ユーザーが最初に触れる“顔”の部分をつくるフロントエンジニアは、Webやアプリの成功に直結するポジションです。UI/UXの質が悪ければ、どれだけ優れたバックエンドがあってもユーザーは離れてしまいます。

だからこそ、フロントエンジニアは「美しさ」「快適さ」「速さ」「わかりやすさ」を追求し、ビジネス成果にも大きく貢献する職種として注目を集めています。

フロントエンジニア(クライアントエンジニア)の年収相場

フロントエンジニア(クライアントエンジニア)の平均年収

日本国内のフロントエンジニアの年収相場

日本国内におけるフロントエンジニア(クライアントエンジニア)の平均年収は、 520万円前後 とされています。この水準は、ITエンジニア全体の中でも中堅〜やや高めの水準といえます。

正社員・契約・派遣の年収水準

雇用形態

年収目安

正社員

520万円前後

契約社員

300万円後半~600万円前後

派遣

300万円後半~400万円後半

企業規模や案件内容によってばらつきはあるものの、特にモダンな技術(React/Vue.js/TypeScriptなど)を扱う人材は高単価の求人が増加傾向にあります。

年齢・経験年数・地域別の年収分布

属性

年収傾向

20歳〜24歳

347.78万円

25歳〜29歳

469.6万円

30歳〜34歳

541.14万円

35歳〜39歳

631.35万円

40歳〜44歳

650.52万円

45歳〜49歳

737.98万円

地方勤務

首都圏よりも年収水準がやや低め
(-50〜100万円程度)

厚生労働省「jobtag」年齢別の年収データ参照

リモートワークの普及により、地方在住でも高年収案件に関われるケースも増えています。

年収が高い・低いケース

高年収になりやすいケース

  • モダンフレームワーク(React/TypeScript)に精通している
  • チームリード・設計・要件定義まで対応できる
  • デザインと実装のハイブリッドスキルがある(UI/UX × コーディング)
  • 英語が使える or 外資系企業に所属

年収が低くなりがちなケース

  • 静的コーディングのみ(HTML/CSS中心)
  • 実務経験が浅く、ポートフォリオに乏しい
  • レガシーな技術しか扱ったことがない(jQuery中心など)

他職種との年収比較

職種

平均年収の目安

フロントエンジニア

520万円

バックエンドエンジニア
(インフラエンジニア)

752.6万円

Webデザイナー

483.9万円

フルスタックエンジニア

約500万円~1,000万円

フロントエンジニアは「中堅レベルの報酬水準」に位置づけられますが、設計力や技術の幅広さによってバックエンドやフルスタックと同等以上の年収を得ることも可能です。

フリーランスエンジニアとして働く場合の年収相場

フリーランスのフロントエンジニアの場合、スキルと実績によって報酬は大きく異なります。年収相場としては、約500万円〜1,000万円以上 と幅広いです。概ね、月額30万円〜100万円前後の案件を受け、ひとつの案件にフルコミットまたは複数案件を対応していく流れになります。

成功するフリーランスエンジニアの特徴や注意点

フリーランスで年収を上げるポイント

  • 単価の高いモダン技術(TypeScript、Next.js、GraphQLなど)を扱える
  • フルリモートや週3案件など、柔軟な働き方ができる
  • 案件とのマッチング力(営業力・コミュ力)がある
  • 継続案件の確保・稼働安定性がある

フリーランスで注意すべき点

  • 単価が高くても稼働が不安定だと年収が下がる
  • 税務・保険・契約などの知識が必要
  • 案件選定を誤るとキャリア形成に逆効果になる

バックエンドエンジニアとの年収比較

バックエンドエンジニアの年収とフロントエンジニアとの比較

バックエンドエンジニアの平均年収は厚生労働省「jobtag」を参照すると752.6万円とされており、フロントよりやや高い水準になる傾向があります。ただし、近年はフロント側の技術難易度も上がっており、ReactやTypeScript、UX設計を含めたスキルを持つフロントエンジニアは、バックエンドと同等以上の評価を得ることも可能です。

ゲーム業界のフロントエンジニアの年収

ゲームエンジニア(クライアントエンジニア)の年収

ゲーム開発に携わるクライアントエンジニアの場合、年収相場は約600万円 となっており、Web業界などと比べるとやや高めの設定になっている傾向があります。

ゲーム開発でのフロントエンジニアの需要

グラフィックや演出、リアルタイム処理など独自の知識が必要とされます。また、Unity、Unreal Engineなどのゲームエンジンが主流となります。開発期間が長く、納期に追われやすい業界構造となっています。

ゲームプログラマーとフロントエンジニアの違い

項目

フロントエンジニア(Web)

ゲームプログラマー

主な使用技術

HTML/CSS/JavaScript/Reactなど

Unity/C#/Shader/Unreal Engineなど

対象プラットフォーム

Webブラウザ・スマホアプリ

コンシューマーゲーム・スマホゲーム

UIへの関与

画面設計〜アニメーション

ビジュアル演出・インタラクション

フロントエンジニア(クライアントエンジニア)の年収を上げる方法

フロントエンジニアとして年収を上げるためには、スキルのアップデート、働き方の最適化、そして戦略的なキャリア形成が重要です。ここでは、スキルアップ・フリーランス戦略・転職の3つの観点から年収アップの方法を解説します。

スキルアップによる年収アップ

JavaScriptやReactなどの最新技術の習得

フロントエンドの基礎であるHTML/CSS/JavaScriptに加え、近年のWeb開発ではReact、Vue.js、Angularなどのフレームワークを扱える人材が高く評価されます。とくにReactやNext.jsなどのライブラリは、企業での導入も進んでおり、年収アップにつながりやすい領域です。

フロントエンド技術の深掘り

技術の「広さ」だけでなく「深さ」を持つことが、上級エンジニアとしての評価に直結します。以下のような先端技術を学び、実務で活用できるようになると、市場価値が大きく向上します。

  • TypeScript
    TypeScriptは、コードの保守性や品質が重視される現場ではほぼ必須とも言えるスキルです。型安全性によってバグの早期発見や大規模開発への対応がしやすくなり、多くの企業で採用が進んでいます。
  • WebAssembly
    WebAssemblyはパフォーマンスを重視したWebアプリ開発において注目されている技術です。画像処理・ゲーム・CADなど、JavaScriptでは処理が重くなる領域において、高速な処理を可能にします。
  • Serverlessアーキテクチャ
    Serverlessアーキテクチャの導入も進んでおり、AWS Lambdaなどを活用してバックエンドを持たずに柔軟なシステム構築を実現するケースも増加中です。コスト削減やスケーラビリティの面でメリットがあることから、クラウドネイティブな開発環境で重宝されています。
  • GraphQL
    GraphQLは効率的なAPI通信を実現できる技術として、多数のデータソースを扱うフロントエンド開発での導入が拡大しています。必要なデータだけをリクエストできるため、通信最適化やパフォーマンス改善にもつながります。

リーダーシップやマネジメントスキルを高めて年収をアップ

プレイヤーとしての技術だけでなく、チームリーダー、プロジェクトマネージャー、テックリードといった役職に就くことで、年収は飛躍的に上がる傾向があります。コードだけでなく、以下のような力を磨くことで評価が高まります。

  • 開発の進行管理、要件定義スキル
    チーム全体のスケジュール管理やクライアントの要望を正しく仕様に落とし込む力
  • メンバー育成、レビュー能力
    若手エンジニアの指導や、品質向上に貢献するレビュー技術
  • UI/UX観点からの提案力
    使いやすさやデザイン性を踏まえた、ユーザー視点の改善提案

フリーランスとして年収を上げる方法

クライアントエンジニアとしての案件単価の交渉術

フリーランスの単価は「技術力+交渉力」で決まります。以下のような要素を整えることで、高単価案件の獲得が可能になります。

  • 案件実績の整理と数値での説明
    これまでのプロジェクトでどのような価値を提供したかを、数値で明確に伝えることが重要です。たとえば「ページ表示速度を3秒→1.2秒に改善」「CVRを1.8倍に向上」といった実績は、クライアントへの説得力につながります。
  • 月額単価交渉時の市場リサーチ
    自分のスキルと経験が現在の市場でどの程度評価されているかを把握するため、フリーランス向けエージェントや求人サイトで単価相場をチェックすることは必須です。根拠のある金額提示が、強気の交渉を可能にします。
  • 業務委託の契約書・条件確認の知識
    契約書の確認や条件交渉においても、最低限の法務知識やリスク管理意識が必要です。「支払いサイト」「契約解除条項」「著作権の帰属」などの確認を怠らず、安心して業務に集中できる環境を整えましょう。

継続的なスキルアップとポートフォリオの強化

ポートフォリオは自己アピールの最重要ツールです。静的なWebサイトだけでなく、API連携、SPA構成、認証付きのアプリなど、技術の幅を見せられる作品が求められます。GitHubやポートフォリオサイト(例:Notion、Zenn、Qiita)を活用しましょう。

フリーランスのためのマーケティング戦略やネットワークの構築

継続案件や紹介を得るには、エンジニア同士のつながりや発信力が不可欠です。

  • X(旧Twitter)やnoteでの技術発信
    自身のスキルやプロジェクトで得た知見を発信することで、「この人に相談したい」「一緒に仕事したい」と思ってもらえるきっかけになります。エンジニア界隈ではSNSの影響力が強く、発信が仕事に直結するケースも少なくありません。
  • 勉強会・オンラインコミュニティ参加
    connpass、Discord、Slackなどのエンジニア向けコミュニティでは、情報交換だけでなく案件紹介・共同開発などのチャンスもあります。信頼関係のある横のつながりが、長期的な安定受注につながります。
  • 転職エージェント活用
    フロントエンジニアの転職求人に強いエージェントを通じて、自分に合った高単価案件を効率よく探すことも有効です。契約・単価交渉・事務処理などを代行してくれる点も、安定稼働に寄与します。

転職による年収アップ

転職市場でのフロントエンジニア需要

現在、フロントエンジニアの需要はWebサービス・SaaS・スマホアプリ企業を中心に増加しています。特にUI/UX設計まで対応できるエンジニアは引き合いが強い傾向にあります。

年収アップが期待できる企業や業界(特に大手企業やIT企業)

業界・企業タイプ

特徴

大手IT企業(SaaS、Fintech)

技術水準が高く、報酬も高め

スタートアップ・上場ベンチャー

裁量が大きく、ストックオプションなどの報酬あり

外資系企業

英語力があれば高年収を狙いやすい

転職時に考慮すべきスキルセットと条件交渉

フロントエンジニアとして年収アップを目指す転職では、「即戦力となる技術力」と「条件交渉の戦略」が鍵となります。以下の観点で準備を進めることが、好条件での転職成功に直結します。

  • React、TypeScript、Next.js などの使用経験
    現場では即戦力が求められるため、モダンなフロントエンド技術の実装経験は評価されやすいポイントです。
  • CI/CDやFigma連携など開発フロー理解
    チーム開発における効率性が重視されるため、GitHub ActionsやCircleCIなどのCI/CDツールの活用経験、Figmaを使ったデザイナーとの連携経験なども強みとなります。
  • テスト設計(Jest、Cypress)
    品質重視の企業では、ユニットテストやE2Eテストの設計・実装ができるかも大きな評価軸です。
  • 希望年収は具体的な数字で伝える(実績+希望)
    単に「年収を上げたい」ではなく、「前職での実績・成果」や「現在の相場感」を踏まえた上で、具体的な金額を提示することが重要です。
  • 年収交渉時は転職エージェントの力を借りるのが効果的
    年収やポジションなどの交渉は、自分だけで行うよりも、転職エージェントの交渉力を借りた方が有利です。非公開求人の紹介や、企業側の懸念に先回りした調整を行ってくれるため、結果的に年収アップにつながりやすくなります。

フロントエンジニア(クライアントエンジニア)のキャリアパスと年収の関係

フロントエンジニア(クライアントエンジニア)は、キャリアの積み重ねとともに技術力だけでなく市場価値や年収も大きく変化します。ここでは、代表的なキャリアパスと、それぞれのステージにおける年収の傾向について解説します。

フロントエンジニア(クライアントエンジニア)のキャリアパス

ジュニアエンジニアからシニアエンジニアへの道

キャリアのスタートは、実装作業を中心とした「ジュニアフロントエンジニア」から始まります。基本的なHTML/CSS/JavaScriptの理解と、先輩エンジニアの指導のもとで経験を積む段階です。

数年の経験を経ると、設計・レビュー・メンター業務を担う「シニアエンジニア」へとステップアップします。VueやReactなどのモダンフレームワークを使いこなし、非エンジニアとの連携や要件定義も対応可能なレベルが求められます。

テックリードやアーキテクトを目指す

さらにキャリアを進めると、プロジェクト全体の技術方針を決定し、チームを牽引する「テックリード」や「アーキテクト」としてのポジションが視野に入ります。単なるコーディングスキルだけでなく、以下のような資質が求められます。

  • 技術選定・設計力
    プロダクトの要件や将来的なスケーラビリティを見据えた、最適な技術スタックやアーキテクチャの選定・設計ができることが重要です。
  • チームビルディングとメンタリング
    若手エンジニアの育成、コードレビューの文化形成、チームの技術力底上げを図る役割も期待されます。
  • 他部署(PM・デザイナー)との調整力
    技術的な視点だけでなく、プロダクトマネージャーやデザイナーなど他職種との連携を通じて、開発を円滑に進めるための調整能力も不可欠です。

将来的な選択肢としてフルスタックエンジニアやプロダクトマネージャーも視野に

フロントエンドの専門性を活かしつつ、以下のようなキャリアチェンジも可能です。

  • フルスタックエンジニア
    バックエンドやインフラの知識も習得し、開発全体を俯瞰して業務を行います。
  • プロダクトマネージャー(PdM)
    技術とビジネスの両視点からプロダクトの方向性を決定するポジションです。
  • UXエンジニア/デザインエンジニア
    UI/UXに特化し、デザインと技術の橋渡しを行います。

技術以外の軸を身につけることで、キャリアの選択肢が広がり、市場価値も向上します。

フロントエンジニア(クライアントエンジニア)としての成長に伴う年収の増加

経験を積むことで年収が上がる理由

フロントエンジニアの年収は、経験年数とスキルレベル、実績、マネジメント能力に比例して上昇していきます。たとえば、ITSS(ITスキル基準)に基づいた年収では、以下のような流れが一般的です。

設計・構築

キャリア段階

想定年収

ITSSレベル1〜2

420万〜620万円

ITSSレベル3

450万〜700万円

ITSSレベル4

500万〜780万円

ITSSレベル5以上

600万~950万円

※厚生労働省「jobtag」参照

ソフトウェア開発スペシャリスト

キャリア段階

想定年収

ITSSレベル1〜2

435万~600万円

ITSSレベル3

450万~695万円

ITSSレベル4

500万~750万円

ITSSレベル5以上

550万~866万円

※厚生労働省「jobtag」参照

技術のスペシャリストであっても、プロジェクト推進力や業務改善スキルを持つことで、高年収を実現しやすくなります。

年収アップを実現するために最も重要なスキルとは

年収を上げる上で特に重要なのは、以下のような「事業貢献に直結するスキル」です。

スキルカテゴリ

解説

技術力(スキルの深さ・広さ)

React、TypeScript、Next.jsなどのフレームワーク、API設計、パフォーマンス最適化など

設計・アーキテクチャ設計

保守性・拡張性を考慮した設計力、技術選定の判断力

UI/UXに対する理解

ユーザー視点で画面設計・動線設計ができる力

チーム開発力・マネジメント

他メンバーとの連携、タスク管理、レビュー、教育など

ビジネス理解力

開発の背景やKPIへの意識を持った開発姿勢

これらをバランス良く身につけることで、単なる「作業者」から脱却し、組織にとって不可欠な存在として評価されるようになります。

フロントエンジニア(クライアントエンジニア)の年収に影響を与える要因

フロントエンジニアの年収は、単にスキルや経験年数だけでなく、「業界」「企業規模」「勤務地」「働き方」などの外部要因によっても大きく変わります。ここでは、年収に影響を及ぼす主要な要素について詳しく解説します。

業界別の年収相場

  • Web開発業界
    一般的なコーポレートサイトやメディア、ECサイトなどの開発を行うWeb業界では、平均年収は520万円前後 。デザイン寄りの業務や小規模案件が多い場合は比較的年収が抑えられる傾向があります。
  • ゲーム業界
    スマホゲームやコンシューマーゲームの開発に携わるフロントエンジニア(=ゲームクライアントエンジニア)は、平均年収は約600万円前後。 UnityやUnreal Engineなど特定のツールに特化した人材は重宝されますが、納期の厳しさや残業が多い傾向も見られます。
  • アプリ開発業界
    スマートフォン向けアプリ(iOS/Android)の開発では、SwiftやKotlin、Flutterなどのスキルが求められ、年収水準は570万円程度 。ユーザーインターフェース設計やアニメーション制御の知見があると評価が高まります。

エンタープライズ企業 vs スタートアップの給与差

  • エンタープライズ企業(大企業)
    給与水準は比較的高く、初年度から高水準の提示も可能。福利厚生が充実しており、評価制度も整備されています。ただし技術選定の自由度は低めで、レガシーな環境に縛られる場合も。
  • スタートアップ
    初期の年収提示は控えめなことが多いですが、成果主義で昇給ペースが速いのが特徴。ストックオプションや裁量の大きさも魅力。最新技術を扱うケースが多く、技術者としての成長機会も豊富です。

企業規模による年収の差

大手企業 vs 中小企業 vs フリーランスでの年収比較

区分

特徴

年収水準(目安)

大手企業
(1,000人以上)

安定・高待遇

600万円前後

中小企業
(100〜999人)

多能工化・教育制度に差がある

530万円前後

フリーランス

実力主義/成果報酬

500万~1,000万円

一般的に、大手企業の場合の方が、中小企業よりも年収は高い傾向にあります。フリーランスは案件選定・営業・交渉の力量によって大きく年収が上下しますが、高単価案件も可能です。特にReactやNext.jsなどに強いエンジニアは需要が高く、企業との直契約ができれば大きな年収アップも見込めます。

企業規模や勤務地が年収に与える影響

企業規模が大きいほど給与水準も高い傾向があり、特に上場企業・外資系では高年収の求人もあります。勤務地(都市部 vs 地方)では、東京・大阪などの大都市圏が年収水準で優位です。地方企業は生活コストの低さを加味しても、年収ベースで50万〜100万円程度の差が出ることもあり得ます。

地域別年収差

東京 vs 地方のフロントエンジニア年収差

地域

平均年収(目安)

東京都

620万円前後

大阪府

460万円前後

北海道

460万円前後

福岡県

490万円前後

同じスキルセットでも東京都と地方の都道府県では上記の通り、大きな差がある給与提示を受けるケースがあり、都市圏への転職やリモート案件の活用は有効な戦略となります。

リモートワークの普及と年収の変化

リモートワークの普及により、居住地にとらわれない働き方が可能になっています。特にフロントエンド領域は、対面での業務が少ないため、フルリモート・ハイブリッド勤務の案件が豊富です。

都市圏の高単価案件に地方から参画できるため、年収を維持しながら生活コストを下げる戦略も現実的になります。一方で、企業によっては「フルリモート=年収調整あり」とする場合もあり、勤務地と報酬体系の確認は必須です。

フロントエンジニア(クライアントエンジニア)の年収に関するよくある質問(FAQ)

Q:フロントエンジニアの年収はどれくらい上がりますか?

年収はスキル・経験・ポジションにより大きく変動します。テックリードやアーキテクトになると1,000万円以上を狙えるケースもあります。トレンド技術(React、TypeScript、Next.js など)の習得やマネジメント経験が年収アップの鍵となります。

Q:未経験でもフロントエンジニアとして高年収を目指せますか?

未経験からでも3〜5年でスキルを積み、実績を積めば高年収を目指せます。特に、ポートフォリオの充実・継続的な学習・アウトプットができる人は、市場での評価が高くなります。フリーランスや副業からキャリアを広げるルートもあります。

Q:フリーランスと企業勤務、どちらが、年収が高いですか?

案件の単価や稼働状況にもよりますが、一定のスキルと営業力があればフリーランスの方が年収は高くなりやすいです。実際に、年間1,000万円以上を稼ぐフリーランスエンジニアも多数います。ただし、営業や契約管理なども自分で行う必要があります。

Q:ゲーム業界のフロントエンジニア年収について知りたい

ゲーム業界では、クライアントエンジニアとしてUnityやC#を使ったUI開発を行う職種が該当します。大手ゲーム会社や人気ゲーム配信サービスを支える案件では高年収のケースもあります。

Q:フロントエンジニアに転職したい場合、年収アップは可能?

特にReactやTypeScriptの実務経験がある場合は転職市場での評価が高く、前職より年収アップも狙えます。CI/CDやFigma連携などのチーム開発経験、テスト設計(Jest・Cypress)などもアピールポイントになります。年収交渉には転職エージェントの活用がおすすめです。

Q:フロントエンジニアの女性の割合はどれくらい?

まだ男性比率が高い職種ではありますが、近年では女性エンジニアも増加傾向にあります。特にWeb系・アプリ系ではUI/UXに関心を持つ女性エンジニアが活躍しており、リモート・柔軟な働き方も可能なため、ワークライフバランスを重視する方にも向いています。

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未経験からの挑戦も、年収アップを目指した転職も、キャリアのターニングポイントは「どこで働くか」「誰と動くか」が重要です。まずは無料相談から、お気軽にお問い合わせください。

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